国民民主、猪木氏を参院比例で擁立へ 労組反発も集票力期待(産経新聞)

 国民民主党が夏の参院選の比例代表に、改選を迎える無所属のアントニオ猪木氏(76)=比例代表=を擁立する方向で調整に入った。猪木氏は近く国民民主党に入党し、党が公認手続きに入る。複数の党関係者が31日、明らかにした。

 猪木氏は平成25年参院選に日本維新の会から出馬。比例で35万票を獲得して2度目の当選を果たした。今年2月に国民民主党の参院会派に加わった際の記者会見では出馬について態度を表明していなかった。猪木氏擁立をめぐっては、連合傘下の産別労組から反発の声が上がっていた。

 今回の参院選で、電機連合▽流通やサービス業などのUAゼンセン▽自動車総連▽機械・金属などのJAM▽電力総連-の計5産別が国民民主党から組織内候補を擁立する。党幹部は5月中旬以降、反発する各産別への根回しに奔走した。「比例票全体の底上げにもなる」と、猪木氏の集票力が議席の積み増しにつながることなどを説明し、了承を取り付けた。

 産別内には、各世論調査で国民民主党の支持率が1%前後に低迷し、5人全員当選に黄信号がともる中、“燃える闘魂”の参戦によって票の奪い合いが激化する懸念があったためだ。

 一方で、党内には猪木氏の健康状態を心配する声もある。猪木氏は車椅子を使うことが多く、もう1期6年務めることになれば80歳を超える。今後、党総合選対本部で最終的な方針を確認した上で、出馬を要請する考えだ。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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