国際ロマンス詐欺集団の主犯格か ガーナ人容疑者の写真、警察が公開

 架空の外国人になりすまし、恋愛感情を利用する「国際ロマンス詐欺」の手口で金をだまし取ったとして、大阪府警はガーナ国籍で住居、職業不詳のナナ・コフィ・ボアテイン容疑者(33)を詐欺容疑などで国際指名手配し、14日に顔写真を公開した。府警は容疑者が詐欺グループの主犯格で、米国に潜伏している可能性が高いとみている。

 国際捜査課によると、ボアテイン容疑者は他の男らと共謀し、2018年9月~19年12月、米国の男性医師や女性軍人になりすまし、男女4人から計約2600万円をだまし取った疑いなどがある。

 府警はこれまでに、ガーナに潜伏していた指示役の森川光被告(59)=詐欺罪で起訴=と送金役の日本人やガーナ人ら17人を詐欺容疑などで逮捕。森川被告は「金はボアテイン容疑者に手渡していた」と供述したという。ボアテイン容疑者は青色が好きとの情報があり、府警は「ブルー・コフィ」と呼んでいるという。

 容疑者は昨年1月に米国に入国。府警は同12月に詐欺容疑などで逮捕状を取り、今月8日に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際指名手配した。府警はボアテイン容疑者が率いる詐欺グループが男女69人から計約4億9千万円を詐取したとみている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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