土砂に襲われた女性、18時間後に救出 福岡・添田

小川裕介

 15日午前1時40分ごろ、福岡県添田町落合の住宅に住む女性(75)から「家に土砂が流れ込み、体を挟まれて身動きが取れない」と、110番通報があった。警察や消防の約70人が救助にあたり、女性は約18時間後の午後7時半過ぎに救助された。女性は病院に搬送されたが、意識はあるという。

 県警田川署や地元消防によると、女性は山の斜面に近い一室で就寝中、流れ込んだ土砂に襲われ、倒壊した柱に足を挟まれて身動きがとれなくなった。自ら携帯電話で110番通報した。

 警察や消防は家屋の倒壊など二次災害を防ぐため、手作業で慎重に土砂を取り除く一方、派遣された医師が点滴をし、声をかけ続けながら救助作業を続けた。女性は腰まで土砂につかり、足にけがをしているという。

 署によると、女性は夫との2人暮らしで、夫は避難して無事だった。(小川裕介)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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