地方の病院に近付く“限界”北海道235人感染(テレビ朝日系(ANN))

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13日、全国の新型コロナウイルス新規感染者数は午後9時現在で1693人と、2日連続で過去最多を更新しました。北海道では新たに235人の感染が明らかになりました。これまでは、感染者の大半が札幌市でしたが、それ以外の地域で過去最多となる102人の感染が確認されています。こうした状況に、医療体制は深刻な状態になりつつあります。 北海道の旭川赤十字病院では、ここ数日で患者の数が急増し、現在、十数人の治療を行っています。すぐ近くにある別の病院で44人が感染するクラスターが発生したため、患者の一部を受け入れることになったためです。まだ、ベッドに空きはあっても思わぬ負担がのしかかっています。
旭川赤十字病院・牧野憲一院長:「寝たきりの状態、全介助の方が非常に多くて、軽症でも看護師の負担が大きい。4倍から5倍は負担が大きい。受け入れることのできる限界に近付きつつある」 北海道医療大学・塚本容子教授:「クラスターが1つ起こるだけで受け入れるとなると、看護師の数が急に増えるわけではないので、看護師の確保や診療体制を整えるのに、地方の方がより一層厳しい」 東京で確認された新規感染者は374人と、3日連続で300人を超えました。感染経路が分かっている人のうち、最も多いのが家庭内感染で、61人と3割以上を占めています。
30代女性:「子どもなので、あっちゃこっちゃ触っちゃうんです。指しゃぶりとかしちゃうので、それが怖い。この子から(感染)というのも」
40代男性:「感染したかどうかがわからないので、今がどんな状態かわからないのが不安」 この冬は、インフルエンザとの同時流行にも警戒が必要です。それが現実のものとなりかねない症例がすでに発生していました。
池袋大谷クリニック・大谷義夫院長:「11日いらっしゃった方は、インフルエンザA型(陽性)で、インフルエンザの薬を出させて頂いた。『薬があって良かったですね』と帰られたんですけども、PCRの結果が12日昼前に来まして、コロナも陽性だった。つまり、インフルエンザとコロナの同時感染だった」 患者は、東京都内に住む30代の男性で、10日に37.5度の熱が出たため、11日に病院でインフルエンザと新型コロナ両方の検査を受けていました。男性は軽症で、12日からからホテルで宿泊療養しているといいます。
池袋大谷クリニック・大谷義夫院長:「幸い、インフルエンザの薬で12日は解熱していた。つまり、症状はインフルエンザの症状で、新型コロナに関しては症状はなかったと考えられます」 全国の感染者数が過去最多を更新するなか、菅義偉総理大臣は「緊急事態宣言やGoToキャンペーンの見直しについては、専門家も現時点において、そのような状況にはないという認識を示している」としたうえで、基本的な感染対策に努めてほしいと呼び掛けています。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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