埼玉・戸田、増える感染者 都と隣接、市民の若さ要因か

 埼玉県戸田市新型コロナウイルスの感染が目立っている。18日現在の累計は2496人で、人口1万人あたり177・0人と県内最多。続くふじみ野市の159・9人を大きく上回る。アストラゼネカ製ワクチンの接種開始を決め、搬送先の決まらない場合に備えて簡易の入院待機ステーションを設置するなど対応に追われている。

 人口約14万人の市で1万人あたりの感染者が1日50人以上確認されたのは今月5日。8日の91人は、人口133万人のさいたま市に換算すると、約850人に相当する。

 市は要因について、感染者の多い東京都に接し、都内に通う人が多い▽市内に物流拠点が多く、交流人口が多い▽市民の平均年齢が41・4歳と県内で最も若く感染割合が高い世代が多い――ことを挙げている。

 事態を受け、様々な対応策を打ち出している。自宅待機者の不安解消に向け、簡易の入院待機ステーションを17日に市消防本部に設置。救急搬送で受け入れ先の病院が見つからない時に備え、テント内にベッドを二つ用意した。酸素投与設備や監視モニター、トイレがあり、応急処置ができる。同市でも1~2時間、受け入れ先が決まらない事例が2回あったという。

 23日からは血中酸素飽和度…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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