埼玉県狭山市のマンション銃撃事件、55歳男性が搬送先の病院で死亡

 埼玉県狭山市広瀬台1丁目のマンション近くで6日夜、50代の男性が銃撃されたとみられる事件で、県警は7日未明、男性がマンションの住民で職業不詳の鈴木頼一(よりかず)さん(55)と判明し、搬送先の病院で死亡が確認されたと発表した。捜査関係者によると、鈴木さんは指定暴力団絆会の幹部組員とみられるという。ほかの周辺住民にけがはなかった。県警は銃で撃たれた可能性が高いとみており、殺人などの容疑で調べる。

 事件が起きたのは6日午後7時15分ごろ。鈴木さんの妻から「夫が拳銃で撃たれた」と119番通報があった。付近の住民からも「発砲音がした」といった110番通報が複数あった。地元の消防が現場に駆けつけると、鈴木さんが自宅マンションの駐車場に倒れていた。胸などから出血しており、搬送時点で意識がはっきりしない状態だった。

 県警は今後、鈴木さんの死因を調べるなどして凶器の特定を進めるほか、交友関係やトラブルの有無について調べる。現場周辺の防犯カメラの映像も解析し、容疑者や逃走経路の特定につなげたい考えだ。

 現場は圏央道狭山日高インターチェンジ(IC)から東に約1キロの住宅街。近くに武蔵野学院大学があるほか、500メートルほど離れた場所には小中学校や高校もある。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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