声を震わせ「息子の苦しみが…」 野球部員自殺の遺族

 岡山県立岡山操山高校の野球部マネジャーだった2年生の男子生徒(当時16)が2012年7月に自殺した問題で、原因は当時の監督の激しい叱責(しっせき)だとする第三者調査委員会の報告書がまとまった。原因究明を願い続けた両親は「息子と過ごした日々は戻らないが、無念に少しは寄り添えた」と語った。

 「中立・公正な調査を実施してもらい、大変感謝している」。亡くなった生徒の父親は岡山市内で会見し、報告書の内容に一定の評価をした。母親は「苦しんでいたことが証明されたよ、と息子に伝えてあげたい。こうなると信じていた」と声を震わせた。

 両親によると「真面目で誠実。人の話をよく聞ける子」だった。東日本大震災の際は「何かしたい」と望んでいた。「命を大切に思う子なのに、言われたことを全て受け止めようとして苦しくなったのかな」と母親は追い込まれた息子の心を推し量った。

 息子を失って8年という長い時…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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