子どもたちにおなかいっぱい食べさせたい――。そんな思いで、無料で食事を提供する「子ども食堂」を東京都国立市の海鮮料理店が始めて2年がたった。当初は夏休み1カ月だけの期間限定の予定だったが、それを変えたのは、ある「ノート」の存在だった。
この料理店は「深川つり舟」。JR中央線の国立駅のほど近く。学生向けの「デカ盛り」メニューで人気の店だ。
店主の湊実さん(70)は18歳で上京し、銀座のすし屋などで修行を積んだ。1989年に独立し、国立市に店を構えた。当初はふぐ料理など接待での利用者が多かったが、バブル崩壊後は激減。店の近くに一橋大学があることから、学生をターゲットにした大盛りメニューに切り替えた。
人気は、長さ30センチの穴子を2本使った穴子天丼、どんぶり一杯にマグロやイクラなどが乗った海鮮丼だ。穴子丼は「全国丼グランプリ」で金賞に輝いたこともある。
子ども食堂を始めたきっかけは…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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