大きなオブジェは人気の撮影スポット、タマネギ愛あふれる淡路島

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文・前田智 写真・林敏行

 行列の先には、1台のクレーンゲームがあった。キャッチに成功すると鐘が鳴らされ、周囲から歓声が上がる。クレーンの先にあるのは、ぬいぐるみでも、おもちゃでもなく――。

 大鳴門橋や四国を見渡せる展望台で、巨大なタマネギのオブジェが朝日を受けて輝いていた。高さ2・8メートル、直径2・5メートル、重さ250キロ。名は「おっ玉葱(たまねぎ)」。訪れた人は「タマネギや~」と歓声を上げる。

 淡路島南部の兵庫県南あわじ市。渦潮で知られる鳴門海峡に近い高台にある観光施設「うずの丘 大鳴門橋記念館」はタマネギへの愛であふれていた。

 クレーンゲームでつかむのはタマネギ。つかめると、1・2~1・5キロほどのタマネギがもらえる。キャッチコピーは「とれないと泣ける。とれても泣ける。たまねぎキャッチャー。」。タマネギ形のいす、タマネギ形の髪形になれる「たまねぎカツラ」もある。

 島は全国有数のタマネギ産地。温暖な気候とミネラル分が豊かな土が育んだタマネギに「とことん、こだわりました」と運営する第三セクター会社取締役の宮地勇次さん(38)は話す。横浜市の大学生・本間愛梨さん(21)と中川菜留美さん(21)は「景色もきれい」と盛んにオブジェを撮影した。

記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。2月5日(日)締め切り

 1985年にオープンした同…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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