大入り願って墨を太く 京都・南座の顔見世興行を前に「まねき書き」

 師走の京都を彩る南座(京都市東山区)の歌舞伎公演「吉例顔見世(かおみせ)興行」を前に、出演する東西の歌舞伎役者の名前を看板に記す「まねき書き」が6日午前、妙伝寺(同市左京区)で報道陣に公開された。

 ヒノキのまねき看板が並ぶ一室で、書家の川端清波さん(38)=京都市伏見区=が、「勘亭流」と呼ばれる独特の書体で、市川團十郎さんの名前を記した。今年から筆をとる川端さんは「お客さんがいっぱい入るようにと、墨の部分を太く、余白を少なく書くのが勘亭流の醍醐(だいご)味です」と話した。

 顔見世興行は12月1~24日。團十郎さんの襲名披露公演となる。11月下旬には、南座正面玄関に看板を掲げる「まねき上げ」が予定されている。西田健作

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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