大学で鍵の番号暗記→合鍵作って侵入疑い 元医学生逮捕

高原敦

 盗み見た鍵の刻印番号から合鍵を作って部屋に侵入し空き巣を繰り返していたなどとして、福岡県警は、久留米大学医学部の元学生で無職の阪上翔伍被告(37)=福岡市早良区=を窃盗などの疑いで逮捕・送検し、捜査を終えたと10日、発表した。容疑を認めているという。

 久留米署によると、阪上被告は2014年9月~今年1月、久留米市福岡市で、同じ学部の女子学生らが住むマンションなどで164件の住居侵入を繰り返し、女性の下着計51点(約3万9100円相当)を盗んだ疑いがある。

 大学の実習や授業の休憩中などに、カバンの中や机に置かれた鍵の番号を暗記したり撮影したりし、その番号から業者に合鍵を作らせていたとみられる。本人や知人から大まかな住所を聞き出し、作った合鍵で入れるマンションや部屋を探し当てていたという。「女性の家に入って普段見られない世界を見たかった」などと供述しているという。

 合鍵は番号が分かればネットなどで容易に作れるといい、署は他人に見せたり教えたりしないよう呼びかけている。(高原敦)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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