大学生女性の遺体を遺棄容疑 逮捕の男「SNSで知り合った」

角拓哉、平岡春人

 札幌市のアパートの一室で大学生の女性の遺体が見つかり、北海道警は10日、この部屋に住む同市東区北45条東15丁目、無職小野勇容疑者(53)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。道警は、遺体の状態などから大学生は今月4日ごろに殺害されたとみて、小野容疑者の関与について慎重に調べている。

 道警によると、遺体で見つかったのは北海道小樽市に住む大学生の瀬川結菜さん(22)。小野容疑者の逮捕容疑は、8日午後2時ごろ、瀬川の遺体を自室に遺棄したというもの。司法解剖の結果、首を圧迫されたことによる窒息死と判明。小野容疑者は調べに「SNSで被害者と知り合った」と説明し、瀬川さんの殺害について関与を認める供述をしているという。

 瀬川さんは3日昼に自宅を出たあと連絡が取れなくなり、家族が7日に行方不明者届を出した。瀬川さんのスマートフォンの電波状況などから、小野容疑者宅周辺を捜査。8日に監禁容疑で家宅捜索し、室内で瀬川さんの遺体を発見した。

 小野容疑者とみられる人物のツイッターアカウントで3~8日、瀬川さんとみられる人と会い、その人が死亡したことをにおわせる内容が複数回投稿されていた。道警は小野容疑者のスマホを解析するなどして裏付けを進めている。(角拓哉、平岡春人)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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