大阪と堺で貿易相会合へ 吉村知事が「大臣なら乗ってみたい」ものは

井石栄司

 来年の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて大阪・堺両市で開かれることが決まった貿易相会合に向け、吉村洋文知事と永藤英機市長は30日、堺市役所で共同記者会見を開いた。吉村知事は「大阪・堺の魅力を世界に発信していきたい」と語った。

 会合は2025年の大阪・関西万博の弾みをつけようと、府と堺市が誘致を進めていた。G20大阪サミットなどの開催実績がある大阪市で会議を開き、堺市で歓迎レセプションや食事会などが催される見込み。ただ、吉村知事は「会議場とレセプションの場が近い方が安全。地元の意見は(国に)尊重される。堺で無理かについてはもう一度じっくり考えたい」と話した。

 堺市内では各国大臣に茶の湯体験を通じて日本の精神文化を感じてもらうことも想定しているという。永藤市長は「三千家(裏千家、表千家、武者小路千家)ともお話をさせて頂いて、堺の魅力を発信できるようにしたい」と話した。

 堺市が世界文化遺産の大山古墳(伝仁徳天皇陵)近くで計画するガス気球遊覧について、永藤市長は「今年末から来年初めに実現したい。大臣に乗って頂けるかは警備の問題がある」と否定的な見方を示した。一方、吉村知事は「(気球に大臣を乗せることを)追求してもいいんじゃないか。ぼくが大臣なら乗ってみたい」と話した。(井石栄司)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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