大阪のコロナ死者、過去最多の44人 急増傾向続く  

 大阪府は29日、新型コロナウイルスの感染者のうち、44人の死亡が新たに確認されたと発表した。1日に確認された死者数として、1月27日の23人を大きく上回り、過去最多となった。府内の死者数は計1448人となった。

 感染者の急増に伴い、死者数は4月中旬以降、増加傾向が続いていた。2月中旬以降1桁で推移したが、4月21日は20人、25日は21人の死者が確認されていた。

 府の分析によると、昨年10月10日~今年2月末の「第3波」では、死者935人のうち50代以下は18人で、死者全体に占める割合は1・9%だった。一方、3月1日~4月26日は死者212人のうち50代以下はすでに17人に上り、割合は8・0%と4倍に急増しているという。

 これまでの感染拡大の波では、感染者のピークから遅れて死者数が増加する傾向にあった。府の担当者は、「感染から発症、発症から重症化するまでに時間が掛かり、感染者のピークとずれる」と話す。

 大阪府の新規感染者数は1千人を超えて高止まりしており、死者数の増加傾向が今後も続く可能性もある。(久保田侑暉)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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