大阪・寝屋川市議らを再逮捕 医療法人から約2億3千万円詐取容疑

古畑航希

 独立行政法人福祉医療機構(WAM)」の新型コロナウイルス対応の融資制度をめぐる詐欺事件で、福岡県警は22日、大阪府寝屋川市議の吉羽美華容疑者(42)ら男女4人を、別の医療法人に対する詐欺容疑で再逮捕するなどし、発表した。

 再逮捕されたのは吉羽容疑者のほか、無職渡部秀規(48)、「ヘルスケア基盤整備機構」社長の北村隆史(60)=ともに大阪市=の両容疑者。3人と共謀したとして無職平井勝容疑者(48)=北九州小倉南区=も逮捕した。

 捜査2課によると、吉羽容疑者らは2020年7月~21年1月、福岡県久留米市の医療法人理事長の男性(63)に対し、WAMの支援資金制度をめぐる架空の仲介話を持ちかけて6億円の融資を受けさせ、このうち2億3200万円を「仲介の手数料」などとしてだまし取った疑いがある。

 この流れの中で、吉羽、平井容疑者はほかの仲間と共謀し、20年12月~21年1月、この医療法人のコロナ禍の影響による減収額を実際より多く偽ってWAMに申請し、6億円の融資を引き出した疑いもある。

 また、吉羽容疑者は個別に理事長に接触し、別の口座に融資額の約4割を振り込めば、自身の人脈で融資の便宜を図るなどと持ちかけていたという。(古畑航希)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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