大阪城の東側に1万人収容施設や新駅 大学開設を皮切りに開発方針

 大阪府大阪市、経済界、学者らでつくる「大阪城東部地区まちづくり検討会」は13日、同地区の開発方針について了承した。大学の新キャンパスや新駅、大規模集客施設の開設などが盛り込まれており、関係者は「キタやミナミに続くヒガシの拠点に」と期待を寄せる。

 大阪城の東側エリアでは、2025年秋の大阪公立大学森之宮キャンパスの開設を皮切りに、28年春には大阪メトロ中央線森ノ宮駅から支線を延ばし、新駅の開業を予定している。

 この日の会議で了承された開発方針では、大阪市が保有する新駅前の土地を駅前広場として一体的に整備するために市から大阪メトロへの売却を検討することを明記。駅南側の大阪メトロの所有地に1万人以上の収容が可能なアリーナやホールなどを新たにつくることなどが示された。また、新駅の駅ビル屋上には2025年大阪・関西万博の目玉のひとつとされる「空飛ぶクルマ」の発着場の整備も検討するという。

 吉村洋文知事は「これまではキタ、ミナミの南北軸が重要なまちづくりの方向性だったが、今後は東西軸がより重要になる」と強調。万博やカジノを含む統合型リゾート(IR)の会場となるベイエリアが「ニシ」の拠点としたうえで、「『ヒガシ』の拠点がこの大阪城東部地区だ。非常に高いポテンシャルがある」と語った。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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