大麻など薬物再使用の慢性中毒者は措置入院で対処 – 東京都が再犯防止推進計画案に明記(医療介護CBニュース)

 大麻や麻薬などの慢性中毒者に対しては、麻薬及び向精神薬取締法違反に基づく措置入院制度により、適正に対処する―。東京都は、再犯防止推進計画(2019―23年度)の案に、薬物依存症の人に対し措置入院を含めた「息の長い支援」を提供する方向性を明記した。都立松沢病院(世田谷区、精神科808床、一般90床)で治療プランを立て、薬物依存症患者の治療を行う方針だ。【新井哉】

 計画案では、薬物事犯者の多くは、犯罪者であると同時に薬物依存症の患者である場合があることを取り上げ、「薬物依存症からの回復に向けた治療・支援を継続的に受けさせることが必要」としている。

 具体的な取り組みに関しては、▽地域における息の長い支援の提供▽治療・支援のネットワークの構築▽治療・支援の担い手・受け皿の確保▽家族に対する支援の充実―などを挙げている。

 都立松沢病院の役割も明記している。精神科外来で治療の緊急性や依存の重篤度、身体的・精神的合併症などを評価して治療プランを立てるほか、薬物・アルコール依存や関連疾患による重度の精神症状がある患者に対しては、必要に応じて「入院治療等の専門的医療」を提供する。

 都立精神保健福祉センターでは、薬物乱用者に対し、認知行動療法を取り入れた再発予防プログラムを実施する。また、プログラムから脱落しないためのサポートなども行うとしている。都は計画案に関する意見を30日まで募集している。

CBnews

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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