奥能登で入学式「明るい気持ちになれた」 全校生徒が半減の学校も

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の小中学校と義務教育学校計20校で5日、入学式があった。2市町を含む奥能登4市町では転校が相次ぎ、児童・生徒が2割以上減るなか、新入生は地域の期待を背負い、まなびやの門をくぐった。

 珠洲市立上戸(うえど)小学校では、新入生4人が入学式に臨んだ。地震の犠牲者に黙禱(もくとう)後、名前を呼ばれると「はい」と返事し、いすから立ち上がった。

 山岸修校長はあいさつで、「みなさんはこの学校でしっかり学び、ぐんぐん成長ください」と語りかけた。

 上戸小の児童数は25人。新1年生は5人だが、うち1人は籍を残したまま市外に避難しているという。

 地震後、ほとんどの教室が避難所になり、一時約250人が暮らした。新1年生の一宮(いっく)美月(みつき)さん(6)も家族と身を寄せた。自宅で電気と水が止まり、食料もなかったからだ。

 当時のことを「お風呂に入れ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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