女児誘拐、一緒にいた少女は茨城の中学生 6月に不明届

 大阪府警に未成年者誘拐の疑いで逮捕された伊藤仁士容疑者(35)宅に大阪の女児と一緒にいたとされる別の少女は茨城県の中学生(15)だったことが分かった。同県警は24日、捜査員が今年7月に栃木県小山市の伊藤容疑者宅を訪ねたが、少女は見つからなかったと明らかにした。少女が当時、家にいたかは不明という。

 県警によると、6月に少女の親から行方不明届が出た。少女の部屋に複数の携帯番号が書かれた紙があり、その一つが伊藤容疑者のものだったことから、捜査員4人が7月、伊藤容疑者の立ち会いのもと任意で自宅内を捜索したが、少女は見つからなかったという。少女について尋ねたところ、伊藤容疑者は「知らない。心当たりはない」と答えたとしている。

 少女は23日に保護された後、伊藤容疑者の家にいた時は「外部の人に見つからないように外出を控えていた」と話しているが、当時すでに伊藤容疑者と接触していたかや、家の中にいたかどうかは不明だ。

 県警は少女が見つからなかったことについて「任意で確認できる範囲を見たが、見つからなかった」「(当時、少女が)いたのか、いなかったのか分からない」と話した。

 捜査関係者によると、少女は24日に親と面会。健康状態に問題はないという。

 少女の父親は同日夜、県警を通じて「娘が無事に帰ってきて安心しました。今からは家族での時間を大切にしてまいりたいので、今後はそっとしていただけるようお願いいたします」とのコメントを出した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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