女子大学生殺害容疑で再逮捕 北海道警、殺害依頼の有無を捜査

 札幌市のアパートの一室で10月8日、北海道小樽市に住む大学生の女性(当時22)が遺体で見つかった事件で、女性を殺害したとして、道警は31日、この部屋の住人の無職小野勇容疑者(53)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。道警は認否を明らかにしていない。

 道警によると、小野容疑者は10月3日から8日の間に、自室で女性の首を腕で絞めて殺害した疑いがある。

 捜査関係者によると、小野容疑者は女性を殺害したこと自体は認めているが、「殺害は女性に頼まれた」と供述しているという。

 道警は再逮捕容疑に、依頼に基づいて殺害する嘱託殺人や同意を得て殺害する承諾殺人ではなく、より法定刑の重い殺人を適用した。ある捜査関係者は「殺害を依頼されたという供述が虚偽の可能性もあり、殺害に至った経緯を慎重に捜査する必要がある」と説明する。

 小野容疑者は「女性とは今年9月上旬ごろにSNSを通じて知り合った」と供述。道警は、小野容疑者宅で見つかった2人のスマートフォンの解析などを進め、女性が実際に殺害を依頼したかどうかなど全容解明をめざす。

 これまでの捜査で、小野容疑…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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