妻を殺害した疑い 陸自3等陸曹を逮捕 過去にDV相談

 自宅で妻を殺害したとして、大阪府警和泉署は4日、同府和泉市阪本町の陸上自衛官、井口直樹容疑者(25)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。「妻の首を手で絞め殺したことに間違いありません」と容疑を認めているという。

 署によると、井口容疑者は3日深夜、集合住宅の自室で妻の朋子さん(31)を殺害した疑いがある。午前1時20分ごろに井口容疑者の上司の男性から「部下が妻の首を絞め殺したと言っている」と110通報があり、警察官が駆けつけたところ、朋子さんが倒れているのを発見。約30分後に死亡が確認された。井口容疑者が殺害を認めたため、緊急逮捕したという。

 井口容疑者は陸自信太山駐屯地(和泉市伯太町)に所属する3等陸曹。署には2016年10月から19年9月まで、朋子さんから1回、夫婦双方から2回、家庭内暴力(DV)に関する相談があり、署員が自宅に訪問したり電話をかけたりして様子を見守っていた。

 陸自信太山駐屯地は取材に、「事実確認中のため、現時点でのコメントは差し控える」と答えた。(狩野浩平)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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