子どもの自撮り被害、アプリで防げ AIがわいせつ性判定→削除

 自分の下着姿や裸の画像を他人に送信してしまう子どもが後を絶たない。こうした被害を防ぐため、藤田医科大学(愛知県豊明市)とIT企業「スマートブックス」(東京都世田谷区)が愛知県警と連携し、スマートフォン用のアプリ開発を進めている。年内に無料でダウンロードできるようにしたい考えだ。

 警察庁によると、2021年に児童ポルノ事件の被害者となった18歳未満の子どもは1458人。このうち、だまされるなどして自分の裸体を撮影させられた上に画像をメールなどで送らされた子どもは3割強の514人と最も多い。統計を取り始めた12年と比べて倍増し、5年連続で500人台で推移している。被害者の9割前後は中高生だ。

 SNSを通じて事件に巻き込まれるケースが多いなか、県警が昨秋に被害防止策について若手起業家を育成するプロジェクト団体に相談。参画していた藤田医科大学が名乗りを上げ、客員講師の冨田直人さん(25)が代表を務める「スマートブックス」で開発を担うことになった。

 開発中のアプリ「コドマモ(…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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