子育て中でも自分時間を 「第三の居場所」つくったシングルマザー

 10代でシングルマザーになった佳山奈央さん(30)は2020年、神戸市に保育士在駐の室内遊び場をオープンさせた。子どもがいるから自分のことを諦めるんじゃなく、子どもがいるからこそ自分自身の人生を楽しんでほしい。その手助けとなる場所にしたいという。

 大学1年生の冬、妊娠に気づいた。18歳。「私のような未熟な人間が産んで子どもが幸せになるわけない」。思いはほぼ固まっていたが、迷いがあった。母に報告すると意外な言葉が返ってきた。「産みなさい。産んで後悔することはないから」

 4人姉妹の末の妹には、生まれつき障害がある。夫と離婚し、シングルマザーとして4人を育てた母の言葉は重かった。胸に刺さった言葉はもう一つあった。「子どもが幸せになれないというのは建前。自分に自信がないから逃げているだけ」

 未婚の母になることを決めた。

■人生のハンドルを握った…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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