容疑者、スマホで被害者宅周辺を撮影か 茨城一家殺傷

 茨城県境町の住宅で2019年9月、夫婦が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、夫婦に対する殺人容疑で逮捕された岡庭由征(よしゆき)容疑者(26)=埼玉県三郷市=のスマートフォンから、事件前に被害者宅の周辺を撮影したとみられる動画が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。

 岡庭容疑者宅と現場は約30キロ離れており、茨城県警によると、被害者家族との接点は見つかっていない。県警は動画が撮影された状況などを調べている。

 岡庭容疑者の逮捕容疑は19年9月23日午前0時40分ごろ、住宅2階の寝室で小林光則さん(当時48)と妻美和さん(同50)の首や胸などを刃物で複数回刺し、殺害したというもの。県警は岡庭容疑者の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、過去に同じような事件に関与した人物を調べる過程で岡庭容疑者が浮上した。

 茨城県警から連絡を受けた埼玉県警が昨年11月、殺人予備容疑で岡庭容疑者宅を家宅捜索。押収したスマートフォンから、被害者宅の周辺を撮影した動画が見つかった。事件後に張られた規制線が映り込む区域が撮られていたが、規制線は映っておらず、撮影は事件前と判断したという。

 岡庭容疑者は運転免許を持っておらず、普段はスポーツタイプの自転車に乗っていたという。県警は自転車で現場を訪れた可能性があるとみている。公共交通機関が使われた形跡はないという。

 事件では、当時小学6年だっ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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