容疑者自宅から「手製の銃のようなもの」数丁を発見 奈良県警が会見

 安倍晋三元首相が奈良市内で演説中に銃撃され死亡した事件を受け、奈良県警が記者会見した。中西和弘刑事部長、谷源(はじむ)警備部参事官、山村和久捜査1課長の3人が出席した。

 会見で県警は、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された山上徹也容疑者(41)が調べに対し、「私がしたことに間違いない」「特定の団体に恨みがあり、安倍元首相がこれとつながりがあると思い込んで、犯行に及んだ」などと供述していると説明した。山上容疑者は、現場へは電車で訪れ、安倍氏の奈良入りについては、ネット情報で把握したと話しているという。

 奈良西署に刑事部長をトップとする90人態勢の捜査本部を設け、容疑を殺人未遂から殺人に切り替えて、全容の解明に努めるとした。

 事件で使われた凶器は「手製の銃と判断している」とし、大きさは長さ40センチ、高さ20センチという。山上容疑者の自宅から、手製の銃のようなものが数丁見つかったことも明かした。

 安倍氏が死亡したことについて、中西刑事部長は「全容解明と捜査を尽くして参りたい」などと述べるにとどめた。当時の警備態勢については、今後の警備に支障が出るおそれがあるなどとして、詳細を明らかにしなかった。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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