1907(明治40)年にアメリカ植民300年祝典に派遣された日本海軍巡洋艦の乗組員の日記が見つかった。寄港先のドイツで皇帝が艦を訪れるなど、日露戦争(1904~05年)後、欧米諸国が日本へ高い関心を持っていたことがうかがわれる内容だ。日記を分析した愛知県豊橋市図書館の岩瀬彰利専門員(56)は「階級が低い1人の兵士の視点で記された貴重な記録だ」と話す。19日まで市中央図書館(同市羽根井町)で展示されている。
日記は愛知県二川村(現・豊橋市)の中川彰氏(1882~1933)が書いたもので、2019年末に親族から市へ寄贈された。表紙は失われていたが、既製品の1907年の日記帳とみられる。親族は外国の地名が出てくるので貴重な内容かもしれないと考え、市の図書館に託した。
岩瀬専門員らが読み進めると、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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