将棋の藤井七段　王位挑戦のリーグ戦入りまで残り１勝

　将棋の高校生棋士、藤井聡太（そうた）七段（１７）が１７日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第６１期王位戦（新聞三社連合主催）の予選で、出口若武（わかむ）四段（２４）に９７手で勝った。木村一基（かずき）王位（４６）への挑戦権を争うリーグ戦（通称「王位リーグ」）入りまで、あと１勝と迫った。藤井七段は２７日に関西将棋会館で斎藤慎太郎七段（２６）と対戦し、勝者がリーグ入りとなる。

　対局は午前１０時に始まり、午後６時１９分に終局した。

　終局後、藤井七段は「非常に複雑で難しい将棋かなあと思ってたんですけど、本譜の展開は、馬を作って、手厚い形にすることができたかなあ、というふうに思います」「出口四段は鋭い将棋という印象。本局でも、常に踏み込む手を選択されてきた、という印象はあります」「まだ（王位）リーグ入りしたことが無いので、そこを目指して一生懸命指せれば、と思います」と話した。

　敗れた出口四段は「ちょっと無…

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