将棋の里見・女流五冠、史上初に王手 あと1勝で六冠

 将棋の里見香奈女流五冠(27)=女流王座、女流名人、女流王位、女流王将、倉敷藤花(とうか)=が24日、鹿児島県指宿市で指された「第1期ヒューリック杯清麗戦(せいれいせん)」(ヒューリック株式会社主催)五番勝負第2局で、甲斐智美女流五段(36)に99手で勝ち、シリーズ成績を2勝0敗として、史上初の女流六冠まで、あと1勝と迫った。第3局は9月7日、金沢市である。

 里見女流五冠は島根県出雲市出身。鋭い攻めから「出雲のイナズマ」の異名を持つ、女流将棋界の第一人者。

 清麗戦は、女流将棋界の七つめのタイトル戦として誕生したばかり。現役女流棋士のみで争われ、今期は62人が参加。「6勝通過、2敗失格」の予選を勝ち抜いた4人が本戦に進出。本戦の初戦を制した里見女流五冠と甲斐女流五段が、初代「清麗」の座をかけ、五番勝負に臨んでいる。優勝賞金は700万円。

 女流将棋界で里見女流五冠以外のタイトル保持者は、マイナビ女子オープンを制した西山朋佳女王(24)の1人だけ。(佐藤圭司)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment