小学生の妹弟残して母は出て行った 学校行かず、支援学級へ送り迎え

 「お母さんが出ていって、今、家で妹と弟と3人なんだ」

 昨年6月、東京都内で経済的に厳しい家庭の子を支援する団体が開く居場所に来ていた中学2年(当時)の男子生徒(15)が、打ち明けた。

 母は持病の精神疾患の症状が悪化し、「入院するから」と言い、2、3日前に家を出た。生徒と小学生の妹と弟は自宅に残された。

 支援団体の50代の女性は言葉を失ったが、「大変だったね。とりあえず様子を見に行かせて」と言った。

きょうだいの送り迎えで自分は遅刻、先生にも言えず

 その日のうちにスタッフが家を訪ねると、部屋中にごみがたまり、生徒と妹と弟は部屋の隅で過ごしていた。

 生徒はひとり親家庭で、母が…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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