尼崎市議選の1票差、県選管が票の再点検へ 1枚ずつ確認

武田遼

 兵庫県選挙管理委員会は4日、1票差で当落が分かれた6月の尼崎市議選(定数42)について、票を再点検すると発表した。落選した寺坂美一さん(45)の異議申し立てに基づく措置。11日に1枚ずつ確認し、結果について審議したうえで年内にも結論を公表する。

 県選管によると、再点検するのは寺坂さんの得票1912票、最下位で当選した迫田敬一市議(50)の1913票、無効票2435票の計6260票。名古屋市千種区選管が不在者投票1票を送り忘れたことも明らかになったが、不受理扱いとされており、再点検の対象には含めない。

 寺坂さんは落選後の6月18日、尼崎市選管に異議を申し立てたが、「開票事務は適正に執行されている」と7月下旬に棄却され、8月に改めて県選管に審査を申し立てていた。

 公選法は、市町村選管の決定に不服がある場合、県選管へ申し立てができると規定。県選管の決定にも不服がある場合は高等裁判所に提起できる。(武田遼)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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