山口の強盗未遂も指示容疑 特殊詐欺グループ幹部を再逮捕へ 7件目

 全国で相次いだ強盗事件のうち、昨年11月に山口県岩国市で起きた事件を指示したとして、警視庁はフィリピン拠点の特殊詐欺グループトップの渡辺優樹被告(39)=強盗致死罪などで起訴=ら3人を強盗未遂と住居侵入の疑いで14日にも再逮捕する。捜査関係者への取材で分かった。

 他に再逮捕されるのは「ルフィ」などと名乗った今村磨人(きよと、39)=同=、藤田聖也(としや、39)=同=の両被告。同グループが指示したと警視庁がみる強盗8事件のうち、立件は7件目となる。

 捜査関係者によると、3人は実行役5人と共謀して昨年11月7日午前2時ごろ、岩国市内の60代男性宅に侵入。男性の家族をカッターナイフを示して脅迫し、両手首を縛るなどの暴行を加えて金品を奪おうとした疑いがある。男性が抵抗し、未遂に終わった。3人はフィリピンから指示したと警視庁はみている。

 実行役5人のうち運転役の男(24)=強盗未遂罪などで有罪判決=は、「ルフィ」から秘匿性の高い通話アプリで指示を受けていたという。ほか4人も「キム」や「ルフィ」から指示を受けており、同庁は今村被告がルフィ、渡辺、藤田の両被告がキムと名乗っていたとみている。(増山祐史、遠藤美波、長妻昭明)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment