山間の人気者「ゴロウ」数年前から出没 あの天然記念物

 愛知県豊田市の山間部、稲武地区の御所貝津町で、同じ個体とみられる特別天然記念物「ニホンカモシカ」が頻繁に出没している。

 地元でうどん店を営む女性(42)によると、数年前から現れるようになったという。よく見るのは、耕作放棄地で草をはむ姿。とりわけ雨上がりの日が多く、撮影のために携帯電話を向けても逃げないという。「農作物を荒らされる被害も受けていないし、地元では『ゴロウ』と呼んで、人気者です」と話す。

 市文化財課によると、市内でニホンカモシカの目撃件数は増えている。例年20件程度だが、今年度は4~8月に44件。生息数が増えているのが原因とみられ、これまで姿を見せなかった市中心部でも目撃情報があるという。(臼井昭仁)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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