山陽新幹線のトンネル内、コンクリート片が二つ落下 経年劣化か

安井健悟

 JR西日本は、山陽新幹線の徳山―新山口駅間の第1桜谷トンネル(山口県周南市)で、天井から重さ3・3キロ(縦32センチ、横22センチ、厚さ7センチ)と2・3キロ(縦13センチ、横16センチ、厚さ5センチ)のコンクリート片二つが落下したと、12月31日に発表した。コンクリ片は上り線と下り線の線路間の溝に落下したため、列車への影響はなかったという。

 JR西によると、同日午前1時半ごろ、線路を歩いて巡回していた社員がコンクリ片を確認。前回徒歩で調査した24日には落ちていなかったという。同社は毎日線路の点検をしているが、車で移動しており見つけられなかった可能性があるという。

 トンネルは全長1787メートルで、1975年に完成した。JR西は、経年劣化によってコンクリ片が剝離(はくり)した可能性があるとみている。詳細な原因は今後調査するという。(安井健悟)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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