川崎と京都の在日コリアン女性が交流 初対面だけど通じ合った心

 在日コリアンが集まって暮らしている京都府宇治市ウトロ地区を、川崎市の在日コリアンのハルモニ(おばあさん)6人が6月に訪れた。これまで交流はほとんどなかったが、朝鮮民謡「アリラン」を歌ったり半生を語り合ったりして心を通わせた。

 6人のハルモニは70~90代。京浜工業地帯にほど近い、川崎市川崎区の桜本地区で人生の大半を過ごしてきた。

 差別や排除をあおるヘイトスピーチに憤ったり、識字学級で勉強して表現する喜びをかみしめたり。苦難の日々でも希望を持って生きてきた。ヘイトスピーチに刑事罰を科す全国初の条例づくりにも力を尽くした。川崎市が2020年に施行した。

 その姿は桜本地区を舞台にした新作ドキュメンタリー映画「アリラン ラプソディ~海を越えたハルモニたち」(金聖雄〈キムソンウン〉監督)でもとりあげられた。

 6人は京都市南区であった映…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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