市職員から「絶望」の声も 大台割り込む人口減、神戸が目指す都市像

 神戸市の人口が10月、150万人を割り込んだ。減少傾向に歯止めがかからず、大台割れは22年ぶり。おしゃれ、異国情緒……華やかなイメージを売りにする街に、厳しい現実が突きつけられている。

 「絶望的な印象を持たざるを得ない」。今年8月、市が職員70人を集めて開いた研修会。人口減の現状について、参加者からそんな声が漏れた。

 市の昨年の人口減少数は6710人で、全国の市区町村中、2番目の多さだ。このままのペースで人口減が進めば、2045年に130万人を切り、60年には111万人になる。

 講師を務めた人口減少対策総合研究所(東京)の河合雅司理事長は、全国の見通しとして、出産が多い25~39歳の女性人口が25年後に約25%減少すると説明。国の少子化対策や地方移住策は、その解決につながらないと指摘した。

人口減で、「社会が機能しなくなる」

 このまま人口が減れば将来的…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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