引き分け2度経た将棋・叡王戦 七番勝負なのに第9局へ

 将棋の第5期叡王戦七番勝負(ドワンゴ主催)の第8局は6日、神奈川県秦野市の旅館「元湯 陣屋」で行われ、挑戦者の豊島将之竜王(30)が永瀬拓矢叡王(28)=王座とあわせ二冠=に75手で勝ち、対戦成績を3勝3敗(2持将棋)とした。第9局は9月21日に東京・将棋会館で行われる。

 先に4勝した方がシリーズを制する七番勝負は、新型コロナウイルスの影響で開幕が2カ月以上遅れて6月に開幕した。第1局は千日手で即日指し直し、第2局と第3局が連続して持将棋(じしょうぎ)(引き分け)になるなど、異例の進行をたどった。2勝2敗で迎えた第7局を永瀬叡王が勝って初防衛まであと1勝としたが、豊島竜王が土壇場で踏ん張り、異例の第9局が行われることになった。

 第8局終了後の振り駒で、第9局は先手が豊島竜王、持ち時間は各6時間で行われることが決まった。(村上耕司)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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