引退バスと案内所が宿泊施設に 1日1組限定、降車ボタンも押し放題

 「バスと過ごす」をコンセプトにしたユニークな宿泊施設「ばすてい」が静岡県西伊豆町に誕生する。役目を終えた案内所と路線バスを一体的にリノベーションしたもので、全国でも珍しい施設という。普段なら降りる前に一度しか押せない降車ボタンを、心ゆくまで押せるなど、「バス泊」ならではのひとときが過ごせそうだ。

 「ばすてい」は東海自動車(伊東市)が17日に開業する。施設名は「バス」と「ステイ」を組み合わせ、「バス停」ともかけた。

 1950年に建てられた旧宇久須案内所は、昨年3月まで乗車券の販売などをしていた。木造平屋建て約72平方メートルを改装し、ダイニングルーム、浴室、トイレと2人用ベッドルームなどを備えた。

 案内所のカウンターや事務室だったスペースは当時の雰囲気を残したキッチンに生まれ変わり、自炊することができる。事前予約すれば別料金で、近くの民宿や漁協の協力で新鮮な海の幸やバーベキューのセットが用意される。

東海バスに残る最後の1台

 バスは1999年に初年度登…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment