強盗事件で処分保留の男、キャッシュカード詐取容疑で逮捕

大山稜

 警察官になりすましてキャッシュカードを詐取したなどとして、警視庁は26日、埼玉県三郷市の職業不詳の男(34)を窃盗と電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

 滝野川署によると、昨年7月16日、東京都北区内の70代男性が警察官をかたる男にキャッシュカード2枚をだまし取られ、口座から現金計200万円を不正に引き出されるなどした被害があった。男はこの事件に関わった詐欺グループで、警察官を装い男性宅を訪れ、現金を引き出すなどの実行役を担った疑いがある。容疑を認めているという。

 男は今年1月に東京都狛江市の住宅で住人の女性(当時90)が死亡した強盗事件で、実行役らが使ったレンタカー2台を手配して強盗を幇助(ほうじょ)した疑いなどで逮捕されたが処分保留で釈放となった。今回の詐欺事件で被害男性宅に残っていた指紋が一致したため、新たに逮捕されたという。(大山稜)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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