御嶽山噴火から6年 不明のおいを探し続け…叶った念願の再捜索 動き出した家族の一歩(中京テレビNEWS)

中京テレビ 「キャッチ!」 8月31日放送より

 御嶽山の噴火から、まもなく6年。不明男性とはぐれた尾根での再捜索を願い続けた家族に、山頂付近への立ち入りが許可されました。  ようやく進んだ一歩。その道のりに密着しました。

 8月29日。御嶽山には青空が広がり、ふもとからは山頂がくっきりと見えていました。  その登山道を歩く、野村正則さん。6年前、噴火が起きたまさにその時、御嶽山の山頂近くにいました。 「やっとやっと6年かかって、自分でやれる捜索っていうのができて、本当に感慨無量」(野村正則さん)

 6年前の9月に起きた御嶽山の噴火では、58人が死亡し、今も5人が行方不明のままとなっています。  今も行方不明となっているうち1人が、正則さんのおい、野村亮太さん(当時19)です。

 正則さんと一緒に登山中、噴火に巻き込まれ、2人は“八丁ダルミ”と呼ばれる尾根ではぐれました。  噴火口に近いことなどから八丁ダルミ近くの捜索は噴火の翌年で打ち切られ、いまも立ち入りが規制されています。  正則さんらは八丁ダルミでの再捜索を求め続け、今回地元自治体が特別に立ち入りを許可したのです。

 ようやく実現した再捜索。実は、3週間前の8月8日に予定されていました。  しかし、強風や霧といった悪天候に行く手を阻まれ、八丁ダルミを目前に捜索が中止となっていたのです。

 そして3週間後、改めて八丁ダルミを目指すことになりました。 「気持ちが浮足立っているというか、一歩でも早く入りたいかな。これくらいの暑さはうれしい暑さですよ」(野村正則さん)

 6年越しの実現となった、八丁ダルミでの捜索。  正則さんは、亮太さんのストックやスマートフォンが見つかった場所を確認したり、ドローンを飛ばしたりして、岩の間を念入りに調べます。

 正則さんは時折、当時を思い返すように、山肌を走りました。 「谷側に逃げていったというのが、実際に自分も同じように走って」(正則さん)  噴火直前に撮影された写真には、リュックを近くの岩に置き、休憩しようとする亮太さんの姿が。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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