愛知・武豊の火力発電所で火災、けが人なし 中電「電力は安定供給」

【動画】JERA武豊火力発電から出火し、周囲からも煙や火が確認できた=読者提供

 31日午後3時すぎ、愛知県武豊町竜宮のJERA(ジェラ)の武豊火力発電所で爆発音が聞こえ、黒煙が上がっていると消防に複数の通報があった。施設の一部から出火したが、県警などによると、けが人はいないという。

 JERAは東京電力ホールディングスの子会社と中部電力が折半出資する会社。同社によると、同日午後3時15分ごろ、敷地内にあるボイラー付近から発煙を確認した。燃料を運ぶベルトコンベヤーからも火災が起きた。発電所は、同29分に運転を停止した。

 発電所で稼働中の5号機(石炭および木質バイオマス)は出力107万キロワット。火力発電所1基では国内最大級で、原発1基分の発電能力という。

 中部電力の林欣吾社長は同日の定例記者会見で、「地域の皆様にご心配をおかけし、申し訳ございません」と述べた。現時点では「(電力の)安定供給はずっと守られると思っている。ちゃんと電気をお届けできると考えている」と話し、火災の原因究明を急ぐという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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