感染再拡大で大阪モデル「黄信号」に インフル同時流行への備え強化

川田惇史

 大阪府は8日、新型コロナウイルスの対策本部会議で、独自基準「大阪モデル」について、現在の緑信号から警戒を呼びかける「黄信号」に引き上げることを決めた。黄信号になるのは10月10日以来、約1カ月ぶり。万博記念公園(同府吹田市)の太陽の塔感染対策を呼びかけるため黄色にライトアップされた。

 大阪府を含めた47都道府県でも7日時点の直近7日間の新規感染者が前週を上回っており、全国で再拡大の兆候がみられている。

 府内では6日と7日時点の病床使用率が、黄信号の目安である「20%」に達した。会議では「第8波」に入ったと判断はしなかったが、インフルエンザとの同時流行に備え、対応を強化していくことを確認した。

 その上で、発熱外来の逼迫(ひっぱく)を避けるため、事前準備として府民に検査キットや解熱剤など薬の備蓄を呼びかける方針。府はすでに、9歳以下の子どもがいる家庭に対し、検査キットを無償配布する事業を始めている。

 吉村洋文知事は「行動制限は求めない。ウイルスと共存していくのも重要で、自分の身を守るためのワクチン接種をお願いしたい」と呼びかけた。(川田惇史)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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