憲法を死文化させない 金沢市庁前広場での集会不許可をめぐる闘い

 3月下旬、訪れた金沢市は桜が咲き誇っていた。金沢市役所の隣に、南北約60メートル、東西約50メートルの「市庁舎前広場」はある。憲法21条が保障する集会の自由をめぐり、最高裁まで争われることになる現場である。

 2017年のことだ。市民団体「石川県憲法を守る会」が5月3日に市庁舎前広場で憲法施行70周年集会を計画し、市に許可申請をした。同会事務局長の森一敏(64)は、電話と面談で市総務課長らから計画の内容を聴取されたが、市は同年4月14日、不許可とした。根拠は、同年3月に改正されたばかりの市の庁舎等管理規則だった。

 同規則ではそれまで「示威行為」が禁止されていた。改正で新たな文言が加わり、特定の政策や意見に賛成したり、反対する目的で気勢を示したりする「示威行為」が禁じられた。森は「過去にも同じような護憲集会を行い、許可されてきた。政治的意見表明を排除するための規則改正で、民主主義を否定するものだ」と振り返る。

■「抵抗しなければ後退する」…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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