折れたリンゴの木、訪ねてきた小平奈緒選手 地元農家がかけたい言葉

 北京冬季五輪が20日夜、閉幕する。努力を重ね大舞台に立った選手たちの姿は、多くの人の心に刻まれた。

 「メダルには届きませんでしたが、頑張る姿を見られただけで励まされる思いでした」。女子スピードスケートに出場した小平奈緒選手(35)の地元・長野県でリンゴ農家を営む西澤穂孝さん(40)は話す。

 小平選手との出会いは2020年秋。前年の台風19号千曲川堤防が決壊し、長野市内にある西澤さんの畑や自宅は水につかった。壊れた倉庫の修復も終わっていないころのこと。共通の知人の紹介で、西澤さんのもとを訪ねてくれた。

 被災した自宅周辺を案内したり、リンゴ狩りをしてもらったりしている最中、西澤さんは「でも、どうして来ていただけたんですか」と尋ねてみた。

 すると小平選手は「よく応援…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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