拉致救出へ「国際連携を」 政府シンポに国内外の被害者家族ら参加(産経新聞)

 北朝鮮による拉致被害者の救出を目指して14日、行われた政府主催の国際シンポジウムには、日本だけでなく国外の被害者家族らも参加した。出席した菅義偉(すが・よしひで)官房長官兼拉致問題担当相は「日本政府としての主体的な取り組みと並行しつつ、国際社会と緊密に連携することが重要だ」と述べた。

 シンポで横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の弟の拓也さん(51)は改めて「一番の心配は風化。拉致は過去形ではなく、現在進行形の人権問題だ」と訴え、「私たちは絶対にあきらめない。闘い続ける」と力を込めた。

 田口八重子さん(64)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(42)は「拉致に進展がなく年越しを迎えることになり、残念」。「家族はぽつりぽつりと亡くなっている。段階的な交渉をしている余裕はない」と早期解決を切望した。

 米国やタイの被害者家族らも参加。北朝鮮で拘束され、平成29年に昏睡(こんすい)状態となって解放され、帰国直後に死亡した米大学生のオットー・ワームビアさん=当時(22)=の母、シンディさんは金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長について「彼は悪。自分のこと以外は気にしていない」と断じ、「唯一の解決方法は、断固とした態度で立ち向かうこと」と強い口調で述べた。

 シンポ終了後にはシンディさんとめぐみさんの母、早紀江さん(83)が2人で取材に応じた。シンディさんは「(早紀江さんとは初対面だが)全てを子供に尽くしてきた2人だから、一目会って通じ合うものがあった」。早紀江さんは「私たちは命よりも大事な子供を、訳も分からないうちに奪われた。これほど残酷なことがあるでしょうか」と訴えた。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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