指揮者が捧げた「ウクライナへの祈り」、演奏後の沈黙

 名古屋市内のコンサートホールで19日に開かれた愛知室内オーケストラの定期演奏会。指揮者の原田慶太楼さんは、事前に用意していたアンコール曲を差し替えた。演奏したのは「Prayer for the Ukraine(ウクライナへの祈り)」。キエフ出身の現代作曲家V・シルベストロフの曲だ。

 2014年に親ロシア政権の崩壊をもたらした「マイダン革命」を受けて作られた曲。ロシアのウクライナ侵攻を受け、デンマークドイツなど各地のオーケストラが演奏し始めていた。

 コンサートのリハーサルが始まる前日、原田さんは、ドイツ・バンベルク交響楽団が同曲を演奏したことを知った。

 ブラームスの交響曲にまつわ…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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