捜査情報漏らした疑い 巡査長を逮捕 鹿児島

 鹿児島県警の捜査情報を外部に漏らしたとして、県警は8日、曽於署の巡査長、藤井光樹容疑者(49)=同県鹿屋市札元1丁目=を地方公務員法違反(守秘義務違反)の疑いで逮捕し、発表した。「県民の皆様と警察組織に迷惑をかけて申し訳ない」と容疑を認めているという。

 県警によると、藤井容疑者は県警公安課に所属していた昨年6月12日、私用のスマホのメッセージアプリを使って個人の犯罪経歴情報を第三者に送信したほか、今年3月11日には「告訴・告発事件処理簿一覧表」を印字した数十枚分の書面を同じ第三者に郵送し、職務上知り得た秘密を漏らした疑いがある。

 事件処理簿一覧表は、事件の受理日や被害者と容疑者の氏名、処理状況などを記載したもの。昨年10月、ウェブメディアが独自に入手したとして、一部を黒塗りにして自社のニュースサイトに掲載。今年3月には別のウェブメディアが別の事件の一覧表とあわせて掲載した。県警は書式などから内部から漏洩(ろうえい)した可能性が高いとみて、約50人態勢で捜査していた。(冨田悦央、宮田富士男)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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