授業4割英語、私立小が目指す「豊かな日本語の使い手」

 授業全体の40%程度を英語で行うことで注目された私立の「瀬戸SOLAN小学校」が4月、愛知県瀬戸市に開校した。「英語をぺらぺらしゃべるということを目指すわけではない」という学校の教育方針や、4年後に中学校を設置して「小中一貫校」とする狙いについて、横藤雅人校長(66)に聞いた。

 ――「世界を舞台に、いろいろな分野で活躍する人材を育てます」と掲げています。どんな人材ですか。

 「15の春」とよく言いますが、中学校を卒業するときに自分の未来像をきちんと持って、自分の進路はこうなんだと考えられる自立した人材のことです。

 「15の春」には、いろんな進路があるはずです。起業をしたいという子がいていいし、世界に目を向けて海外留学をめざす子もいるでしょう。もちろん県外の私立高校、県内の公立高校への進学を選んでもいい。

 学校という狭い枠組みの中だけで「偏差値がこれだけだから、この学校に行く」というような主体性のない進路選択をしたり、最初から自分で限界を設けて「どうせ自分はこの狭い範囲で生きていくんだ」と考えたりするのではなくて、夢と向き合い、世界に羽ばたいていく人間を育てたい。

 どんな進路を選んでもいいし…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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