揺れた教室、上履きのまま避難したあの日 震災遺構になった母校

 東日本大震災による「津波火災」を伝える宮城県石巻市の旧門脇小学校が4月に震災遺構として公開される。あの日、学校にいた児童たちは、被災の痕跡が生々しい校舎について「今後の防災にいかして」と願う。

 石巻市の大学3年、田部辰昇(たつのり)さん(21)は当時、同小4年。帰りの会の最中に教室で揺れに襲われ、上履きのまま校庭へ。大津波警報が出て、同級生らと列になって学校裏の日和山に避難した。

 日和山では、先生が用意した…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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