支援学校教諭、他の教諭にも不適切言動「パワハラではない」府教育庁(産経新聞)

 大阪府立特別支援学校の女性教諭(58)が同僚の30代の男性教諭から暴言を吐かれ、府が適切な対応をしなかったとして損害賠償を求めた訴訟に絡み、大阪府教育庁が23日会見し、男性教諭がこの女性教諭以外に、3人の同僚に対しても暴言を吐いていたと明らかにした。

 教育庁によると、男性教諭は府南部の支援学校に勤務していた平成24~26年、女性教諭のほか、3人の同僚教諭に「ごちゃごちゃ言うな」「もっと要領良くできないのか」といった不適切な発言をしていた。

 ただ、あくまで同僚間のトラブルで、職務上の地位や優位性を背景としたパワーハラスメントには当たらないと判断。懲戒処分とはせず、訓戒にとどめた。

 訴訟で女性教諭は、少なくとも8人が同様の被害を受けていたと主張。しかし当時の校長が「経歴にずっと残る」と申告をためらわせるような発言をしたため、結果的に4人しか被害を申し出られなかったと訴えている。

 これに対し、教育庁は会見で「校長はそのような発言をしていない」と真っ向から否定、再調査の予定もないとした。

 会見は女性教諭の訴訟をめぐる報道を受け、吉村洋文知事が事実関係を明らかにするよう要請したことを受けて開かれた。教育庁はこれまで、訓戒処分の内容は公表しないとして詳細説明には応じてこなかった。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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