支援学級児童に暴言や体罰34件 姫路市立小教諭を懲戒免職

西田有里

 兵庫県教委は21日、担任する特別支援学級の児童に、「生きる価値なし」などの暴言や体罰を繰り返したとして、姫路市立小学校の男性教諭(39)を同日付で懲戒免職処分にし、発表した。同小の50代の男性校長も、適切な対応を怠ったとして減給1カ月(10分の1)の懲戒処分とした。

 県教委や姫路市教委によると、2018年4月から今年6月までの間に、暴言や体罰が34件あったことが調査でわかった。身支度をしようとしない児童に「死ぬしかない。早く転校しろ」と言ったり、プールの授業で無理やり児童の顔を水に押しつけたりした。被害児童は6人で、これまでけがの報告はないという。

 教諭は16年度から同校に勤務。17年度を除き特別支援学級の担任を務めた。調査に「反省している」と話したという。

 今年6月、教諭の言動を目撃した職員が校長ら管理職に報告して、市教委が調査を始めた。職員はそれまでも教諭について報告していたが、校長は市教委に連絡せず、口頭での注意にとどめていた。

 県教委はほかに、顧問をつとめる部活の女子生徒に車中やホテルでみだらな行為をしたとして、阪神地区の県立高校の30代男性臨時講師を懲戒免職処分にしたことを発表した。(西田有里)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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